2023年10月19日
【神無月の稽古】その三
10月も後半になり、秋の風情を愉しんでいます。

菓子は《稲穂》。東京の塩瀬製です。桂皮がほんのり利いています。

床の間には賀茂真淵の懐紙を掛けました。延享元年(1744年)9月13日、橘枝直の邸宅で催された十三夜の観月会で詠んだ和歌です。「十三夜の月も今年かぎりかも」と感傷的な気持ちをストレートに表現している気がします。今年の十三夜は10月27日。

桔梗・藤袴を上野焼釜の口窯の砧に入れました。

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