【霜月の稽古】その三
11月も後半。前半の暖かさとは打って変わり、気温が下がって冬支度となりました。
ようやく蕾が膨らんだ拙宅の椿《白比咩》。加賀の一ノ宮、白山比咩神社にちなみます。
床の間には浜松市認定文化財、賀茂真淵の懐紙を掛けました。真淵が田安宗武の四十賀に参列した折、葵の紋が入った羽織を贈られ、その感動を詠んだものです。感極まって涙した真淵の心情が伝わってきます。
菓子は《織部薯蕷》。清水の竹翁堂製です。
待合の掛物は賀茂真淵の肖像画の拓本。もともと石碑に刻まれたもののようですが、その石碑がどこにあるのか気になります。
明日11月26日(火)、浜松市茶室松韻亭の立礼席にて呈茶当番を務めます。お時間がございましたら、お立ち寄り下さいませ。
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