【弥生の稽古】その二
植物が勢いよく生長しています。桜もあっという間に咲き出しました。門出の季節にちなみ、今月は旅箪笥を使った稽古を行いました。
菓子は《初桜》。岡山の廣榮堂製です。
こちらは《桜の園》。名古屋の美濃忠製。
掛軸は《一山行尽一山青》。唐時代の詩人、羅鄴(らぎょう)が旅の途中で詠んだ詩の一節です。奥山方広寺の大井際断老師に揮毫していただきました。
花は椿《崑崙黒》と桑。煤竹の円窓切に。
待合には明治初期に活躍した狩野勝川(雅信)の《胡蝶図》を掛けました。
5月に予定している稽古茶事はおかげさまで4日間とも満席となりました。ありがとうございます。4月中旬より割稽古を始めていきたいと思います。
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