【神無月の稽古】その一

うえまつ茶道教室

2024年10月13日 22:43

20日の《神無月の茶席》も目前です。茶席を担当する3名もより一層稽古に熱が入ってきました。おかげさまで午前中の席は満席となりました。午後の席も残りわずかですので、興味のある方は是非お越し下さい。お茶会初体験、大歓迎です。

菓子は《雁渡る》。清水の竹翁堂製です。

床の間には賀茂真淵の懐紙を掛けました。延享元年(1744年)9月13日、橘枝直の邸宅で催された十三夜の観月会で詠んだ和歌です。「十三夜の月も今年かぎりかも」と50歳を目前にして少し感傷的な真淵。さりげなくパトロンを持ち上げるところなど、処世術にも長けていたのかもしれません。ちなみに今年の十三夜は10月15日です。

猛暑の夏を頑張って咲き続けてくれた木槿。今年最後の一輪です。下野と合わせて上野焼釜の口窯の砧花入に。


待合には鈴木松年筆の短冊《月図》を掛けました。





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