美術勉強会
去る日曜日、第4回の美術勉強会を催しました。今回のタイトルは「経筒-浄土への憧れと数寄の心-」です。
勉強会前の呈茶。菓子は清水の竹翁堂に作っていただき、《蓮(はちす)の池》と銘を付けました。錦玉羹が水面を、桃色の餡が蓮の花をイメージしています。
今回の主役は当教室が所蔵する経筒と経塚埋納経(いずれも平安時代後期)の断簡です。
解説は経筒の役割から平安時代の末法思想、さらに、経筒を使った茶会にまで及びました。実際に花を入れる場面も作り、茶席で活かされる経筒の姿も披露。経筒を初めて目にする方は興味津々の様子で、質問も途切れることなく、大いに盛り上がりました。
猛暑のなか、社中だけでなく、そのご家族やご友人など多くの皆様にご参加いただきました。ありがとうございます。来年もご期待下さい。
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