【神無月の稽古】その一
ここ数日で急に気温が低くなりました。一番好きな季節……深まりゆく秋に心が躍ります。
菓子は《実りの秋》、清水の竹翁堂製。
床の間には玉室宗珀の消息。宇治の茶商、上林三入に宛てたもので、三入が贈った生干し柿に感謝の言葉を述べています。相手を思いやる心温かなお人柄が感じられます。
桔梗・藤袴・下野を上野焼釜の口窯の砧に入れました。
待合の《柿図》は冨田渓泉の筆。
10月11日(水)浜松市茶室松韻亭の立礼席にて呈茶当番を務めております。お時間ございましたら、お立ち寄り下さいませ。
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